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ネットワーク通信バックナンバーREPORT

 No.121(抄)

目     次
◇忘れ残しのあれこれ⑮ 母を想う 難波一夫
◇岡山市立図書館から、子どもたちの読書と情報を活用する力を応援! 図書館司書 後藤 敏恵
◇柿 、柿、柿    秋山 正美
◇「柿」に寄せて          坪井 あき子
◇主人公大島みち子さんに励まされ 大腸鏡検査 岡崎 茂明
◇モズに寄せて 山本 和弘

◇いじめを考える〈PARTⅢ➌〉 
相談員 福田 求(”ののはな”教育相談)

◇黙食・・・・M
◇干支飾りに思う  秋山 正美
◇田舎のおっさんのひとりごと  正保 宏文

◇ありがとうございます 会員の皆様からのメッセージ

忘れ残しのあれこれ⑮ 母を想う
難波一夫
  

 

目をシロ!クロ! のどをクキ!クキ!

 母は蛸が大好物であった。  
とくに「いいだこ」には目がなかった。時に食膳に頭のないのが皿に載っていることがあった。
「ありゃあ、この蛸にはあた まがねぇがあ」
「この頃は蛸はおいしいから 海の中で食べられるんじゃろう」
「頭だけをか」
「そうじゃ たべるほうもおいしいところをよう知っとんじゃ」  
そして大笑いするのであった。その母は八十過ぎても、自分の歯で蛸を食べていた。 十分にかまないで呑み込み、目を白黒させ、喉がクキッ!クキッ!やがて、キュル キュル 最後はキュウル キュウルと鳴っていた。
「お母さん、もうちょっと? まんと喉へ引っかかるよ」
「蛸は胃の中に入ったら溶 るんじゃ」 八十八歳で亡くなる直前までよく言っていた。
「お前の身体の悪いところを、 みんなあの世へ持っていってやるからな、それでもな、歯だけは私に似て丈夫じゃ ろう、小さい時から煮干しをよう食べたからなあ」 たしかに、みんなから「ウサギのような歯じゃなあ」と言われていた。

歯の一大ピンチ

その歯が、あるとき一大ピンチを迎えたのである。  
いつものようにスルメを噛んでいた時のことであった。支え合っていた上の犬歯がぐらぐらときた。
「あれぇ~!えらいことじゃ」 おそるおそる触ってみた。なんと歯が横転していた。物言えば空気が抜ける。言葉がはっきりしない。鏡の前に立つとなんと十歳いやそれ以上に老けて見える。  
歯科へ行こう。友人から強く推薦されていた歯科にためらうことなく決めた。「インプラント」のことの丁寧な説明を聞きながら、これしかないと思った。  
歯科の待合室から見える内庭がいい。そして吹き抜けからのやさしい光が気持ちを楽にさせてくれる。  
インプラントの説明をさらに聞いて、先生の腕前を全面的に信頼した。  
マスクをしておられるからスタッフのお顔は拝見できないし、こちらは大抵眼をつむっている。だから、耳に眼がついたように、診察台の向こうでの音を聞いている。
「今度はなにがはじまるのかな」と好奇心でいっぱいになる。  ところで、一番おだやかでなかったのは、歯を削られるあの音であった。  
なにか忌まわしいことを思い出す音のようだとは思っても見当がつかなかった。  
それが足を運ぶようになって思い出した。  
実は、私は、戦時中、学徒動員されて、倉敷の倉紡万寿工場で飛行機を作らされていた。一九四五年(昭和二十年)六月二九日の岡山空襲で一家離散した。それでも、何とか学業は続けることができた。  
そのさ中のことである。  ある暑い暑い日、倉敷からの帰途、焼け野が原の岡山の町をトボトボと歩いていると、爆音が聞こえてきた。グラマンが二機低空を飛びながら機銃掃射をしている。  
バリバリ!バリバリ!バリバリ!  
こちらに向かってくる。
バリバリ!バリバリ!  
隠れるところがどこにもない。思わず瓦礫の中に身を隠した。
「キュ~ キュ~ プシュ! プシュ!」  
爆音とともに、「やられた!」と身体を撫でてみる。傷はない。
 やがて、グラマンは得意げに飛び去って行った。  

その音である。歯医者さんで聞いたのは。思わず激しい恐怖感に襲われた。  
母も歯医者に行きたがらない理由が納得できた。母も同じような体験をしていた。  
今でも、歯医者さんへ行くと、昨日のことのように鮮やかに思い出すのである。
なんば かずお  

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岡山市立図書館から、子どもたちの読書と情報を活用する力を応援!
図書館司書 後藤 敏恵

2018年「学校図書館を充実してください」への署名 のお礼

   全国で非正規職員をさらに不安定に陥れている「会計年度任用職員制度」への移行期間に、学校司書の正規配置を求める署名をしました。みなさまの応援で、2018年10月16日23690筆を教育長に提出できました。現在、岡山市立の小・中学校と後楽館高校には、小学校一名中学校一名の学校司書が引き続き配置されています。会計年度任用といえども、継続して働くことができています。

学校図書館は、今

 学校司書は、子どもと本を結ぶ専門職です。人間にとって本を読む、情報を読む・知るということは、社会生活に欠かせない力ですから、小・中学校で、学校図書館から読む楽しさを伝え、情報を活用する力を育てるために、本や情報を提供しています。 「この本読んでみん?伍の巻」リーフレット紹介※を次ページにしています。  毎日の暮らしは、子どもも大人も、コロナ禍での不安感・孤独感、が長いあいだ続いています。そんなときに、「ちょっと、ほっとする本を手に取って自分時間を大事にしてみませんか?」というブックガイドです。 春と秋に発行していて今回で5巻目です。くすっと笑いたい人には「大ピンチずかん」心温まる本が読みたい方には「バスが来ましたよ」がおすすめです!  学校ではGIGAスクールと言って、岡山市では小・中学校に一人一台端末Chromebookが配布されています。ますますネット活用時間が増えました。子どもたちは、ネット情報があやしいことは気づいていますが、実際にはどう気を付けるのか、何を入力したらトラブルがおきるか、具体的には分かっていないことがあります。 学校司書は、情報を提供する業務なので、本とネット情報の具体例を話しながら、子ども自身が考えてうまく活用できるように伝えています。こうした、読んで心豊かになる、情報を読み解いて社会の中で生きることは、子どもの成長に欠かせないことです。私たち司書は専門職として、しっかり仕事がしたいと思っています。

会計年度任用職員制度の改善を!

   岡山市の学校図書館は学校司書の正規職員が49人いましたが、現在23名に削減され、非正規は8割になっているという厳しい状況です。2020年度からの「会計年度任用職員制度」導入で、さらに非正規化になった。この悪法を改善しようと、私たちの組合でも動いています。会計年度任用職員の8割は女性というデータもあります。女性の職は非正規であってもいい、なんてありえません。市民・子どもが健やかに、安全に、豊かな人間性を育める、そんな社会づくりをめざしたいと思います。      ごとう としえ

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柿 、柿、柿    秋 山 正 美

   今年は柿の生り年か、十一月も終わりというのに、橙色に熟れたたくさんの柿の実が方々で見られる。私の住んでいる高松稲荷は、かつて柿の栽培が盛んだったようで、たくさんの柿畑がある。今は、出荷することもなくなりほぼ自家消費のようである。かなりの木の本数だから、取り手のいない柿が畑を染めるように実をつけている。冬が来て完熟する頃には、カラスが群れでやってきて、あれほどあった柿が、跡形もなくなるから不思議だ。
「柿」と言えば、坪井あき子さんの詩文集「野に咲く」の中の、「『柿』によせて」の随筆が思い出される。坪井さんの承諾を得てここに掲載させていただいた。

「柿」に寄せて                   坪井 あき子

   池波正太郎のエッセイを読んでいたら「秋の果実で、子供のころから好きだったのは柿だろう」と書き始めて、柿にまつわるエピソードや「解説」らしきことを述べている。「富有柿」は明治年間に御所柿を改良して命名された柿だから、江戸時代をあつかった芝居などで「この富有柿はうまい」などと台詞を書いたら観客に笑われてしまうとか、氏が子供のころ、魚の骨がノドにからみ苦しんでいたら曾祖母が柿の実をつぶして口の中に入れ「ひといきにのんでおしまい」といったので思いきってのみこむと骨がたちまち腹の中におさまった―とか。  
また「柿の木」も好きで、隣家の柿の枝が氏の書斎の窓まで伸びてきても「そのままにしておいて下さい」と主人にたのんできってもらわない、とか。  
わたしも柿が好きだ。職場にいたころ、同僚たちとの雑談で「自分の墓に供えてもらいたいものは」と、妙な話題になって、それぞれ、その時思いついたもの(だったろう)を言った。私は「ビールと柿」だった。よほど暑い日だったのだろう。私は真冬にはビールを飲まない。  
その秋、隣席の同僚のT子さんが「柿がお好きなんでしょ」と家でとれた柿を袋に入れて持ってきてくれた。恐縮した。  
退職後も、家が近いので、毎年もってきてくれる。豊作の年は大袋で、不作の年はあやまりながら10個ほど届けてくれる。その厚意に頭が下がる。  
わが家の敷地の隅に、植えたおぼえのない柿の木が育ち、毎年いくばくかの実がつく。道路からよく見えるので近所の人たちが、「今年はよくなりましたなあ」「おいしそうですなあ」などと声をかけてくれるので、ほどよい頃にちぎって、数個ずつ配っている。  
近所の人たちは、それぞれの庭でとれたサクランボ、なつめ、はっさく、ゆず、あけびなどを届けてくれる。借りている畑や、いなかの実家で作ってる季節の野菜を届けてくれる。
こうした交流のなかで、人々は日々を重ねていっている。 つぼい あきこ

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主人公大島みち子さんに励まされ 大腸鏡検査 岡崎 茂明

先日、大腸がん検査のため、かかりつけの協立病院に日帰り入院をしました。  
大腸ファイバーは、通常外来で行うとのこと。何度もトイレに行かなければならないため、一日入院して検査してもらいました。
外来検査室で、鼻に数秒間綿棒のようなものを差し込まれ、PCR検査。結果が出るまで30分程度待機。案内された整形中心の混合病棟4人部屋には、腰掛便 器が用意されていました。 ブックストークで、サピエ図書館※シネマデイジーにあった「愛と死をみつめて」を聞きながら、2リットルの下剤を2時間ほどかけて飲み切りました。  腰掛便器のチェックに来られた担当の若いnurseから、涙ぐんでいた岡崎に「どうされましたか?」と声がかかりました。吉永小百合主演の「愛と死をみつめて」の映画音声(解説付き)を聞いていて・・・つい」と、岡崎。「愛と死をみつめては知りません・・・帰ってからネットで調べてみます」と、nurse。  
愛と死をみつめて(1964年日活映画)のエンディング前「病院の外に、健康 な日を三日ください」(大島みち子21歳)に込められた願いに応えた三シーンが感動的でした。  

午後一で、麻酔をせず、担当医と話をしながら検査をしてもらいました。前立腺肥大がある場合は、大腸の緊張を和らげる薬は使えないとのこと。前回に比べ、ちょっとしんどかったです。
「昨年取った三つのポリープ跡はきれいになっています。また三つできています。まだ小さい。取った方がよいかどうか検討し、次回受診に間に合うように報告しておきます」と。K先生。
泊して帰ってもええよ」とも言われましたが、五時前に帰宅しました。    

入退院時は、福祉有償運送・ガイドヘルパーさんのお世話になりました。  最近の病院は、受付・診察室への入室案内・支払い等のシステム化が進み、単独での利用はなかなか難しそうです。
「○○××さん、〇番へお入りください」というアナウンスがない病院は、何となく落ち着きません。

若きいのちの日記から


 病院の外に、健康な日を三日下さい。  
一日目、私は故郷に飛んで帰りましょう。そして、おじいちゃんの肩をたたいて、それから母と台所に立ちましょう。おいしいサラダを作って、父にアツカンを一本つけて、妹たちと楽しい食卓を囲みましょう。  
二日目、私は貴方のところへ飛んでいきたい。貴方と遊びたいなんて言いません。おへやをお掃除してあげて、ワイシャツにアイロンをかけてあげて、おいしい料理を作ってあげたいの。そのかわり、お別れの時、やさしくキスしてね。

 三日目、私は一人ぼっちで思い出と遊びます。そして静かに一日が過ぎたら、三日間の健康ありがとう、と笑って永遠の眠りにつくでしょう。
以下サピエ図書館から紹介 「シネマ・デイジー」 愛と死をみつめて  
著者 齋藤武市監督  大島みち子 河野実原作 音楽 小杉太一郎  
主演 吉永小百合   種別音声デイジー出版 2011年  製作館
※サピエ
「サピエ」は、視覚障害者を始め、 目で文字を読むことが困難な方々に対して、さまざまな情報を点字、 音声データなどで提供するネットワークです。  
サピエ図書館はサピエのメインサービスです。
 全国のサピエ会員施設・団体が製作または所蔵する資料の目録ならびに点字 ・音声図書出版目録からなる、 点字図書や録音図書などの全国最大の書誌データベースです。  
資料によっては貸出依頼を出したり、 コンテンツをダウンロードしたりすることもできます。 (サピエホームページより)    

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 教育署名へのご協力
 ありがとうございました


 「ゆきとどいた教育をもとめる岡山県民の会」が行った署名活動へのご協力ありがとうございました。
 岡山県議会議長へは十一月三十日、岡山市議会議長へは十二月一日に請願・陳情をそれぞれ行いました。声が議会に届いて、少しでも願いが実現できることを期待しています。今後ともよろしくお願いいたします。

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モズに寄せて 山本 和弘

後楽園を散歩中、水路に回る水車に目が留まると、ふと「コットン水車もまわってる」というフレーズが、口をついて出てきます。「もずが枯れ木で」の一節です。     
もずが枯木で   
【作詞】サトウ ハチロー   【作曲】徳富 繁
もずが枯木で鳴いている
おいらは藁を たたいてる
綿びき車は おばあさん
コットン水車も 廻ってる  
みんな去年と 同じだよ
けれども足んねえ ものがある
兄さの薪割る 音がねえ
バッサリ薪割る 音がねえ
兄さは満州に いっただよ 鉄砲が涙で 光っただ
もずよ寒いと 鳴くがよい
兄さはもっと 寒いだろ  
同じサトウ ハチロー作詞のこの唱歌にもモズが登場します。  
 
 小さい秋見つけた     
【作詞】サトウ ハチロー     【作曲】中田喜直  
だれかさんが だれかさんが  
だれかさんがみつけた  
ちいさい秋 ちいさい秋  
ちいさい秋みつけた  
目かくしおにさん 手のなるほうへ  
すましたお耳に かすかにしみた  
呼んでる口笛 もずの声  
ちいさい秋 ちいさい秋  
ちいさい秋みつけた  

秋の気配を感じるころになると、山から里に下りてきたモズの「キーッキーッ、キチキチキチ」と、けたたましい高鳴きが聞こえます。自分の縄張りを天下に宣言する声です。
激しい縄張り争いは、11月頃には決着がつき、それぞれ、確保した縄張りで冬を越すそうです。
モズは、スズメやメジロ、あるいはウグイスなど、ほかの小鳥のさえずりを上手に真似ることがあります。漢字で「百舌鳥」とも書かれるゆえんです。主に春、オスが発する「ぐぜり鳴き」がそれで、メスへの甘い求愛のアピールだそうです。
でも、枯れ木で鳴くモズには、この可愛らしい「ぐぜり」ではなく、やはり鋭く甲高い高鳴きが似つかわしいでしょう。  
「兄さ」は徴兵により、凍える満州に送り出されていきました。サトウハチローの作詞が昭和10年(1935年)、徳富繁の作曲が昭和13年(1938年)だそうです。軍国主義華やかなりしこの頃、人為による「兄の不在」、「愛する者の不在」を、こうも切々と訴えた詩が生まれたことは、驚きです。   
この時代、反戦や民主主義を目指す思想や運動には徹底的な弾圧がくわえられ、ありとあらゆる芸術、文化、言説が、「戦意高揚」へと駆り立てられていきました。
石川達三の「生きている兵隊」(『中央公論』1938年3月号)が発行禁止処分を受けるなど、表立って「反戦」を唱えなくとも、少しでも戦争の悲惨を伝え、戦意喪失させるような作品は、発売禁止にされました。そんなご時世に、「鉄砲が涙で 光っただ」なんて、日本男児にあるまじき「女々しい」歌が、検閲を免れ歌い継がれたことは、希有な奇跡だったかも知れません。  
ところで「もずが枯れ木で」の「兄さ」は、兵士として満州に渡りました。しかし満州に渡ったのは、兵士ばかりではありません。  
「満州事変」後、「満蒙開拓団」と呼ばれる数十万人に及ぶ「移民」の一団が、「国策」として旧満州(中国東北部)に送り込まれたのでした。(以下、次回に続きます。)          やまもと かずひろ  

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いじめを考える 〈PARTⅢ ➌〉  
相談員 福田 求(”ののはな”教育相談)

 シリーズ「いじめを考える」 のページにまとめて掲載しています。

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黙食・・・・

   栄養委員の伝達講習会があり骨粗しょう症予防の食事作りだった。手順を確認しながらたくさんの材料を使って完成した。  
試食のときは、「同じ方向を向いて黙食でお願いします」ということで、それに従った。おいしいものを食べたら「おいしい!」と声が出るのは至極当然のこと。独り言のように何人かは「おいしい」と言っている。食後、マスクをしたので堂々と声出し。
「子どもたちは、給食時間に毎日こんなん?」
「食事の時間は楽しい会話があって食も進むというもの。黙って食べるのは通夜のよう」
「通夜だって黙って食べんわ。故人をしのんで思い出話をするじゃろ」   
ひと言で黙食というが、子どもの心に与えるダメージは大きいのでは。  
大規模小学校に勤める友人から聞いたが、運動場が人数のわりに狭いから、運動場で遊ぶ曜日を決めているそうだ。休み時間も思いっきり遊べない、給食時間も黙って。さて、子どもたちはどこでストレスを発散させているのだろうか? M

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いじめを考える <PartⅢ➌> 相談員 福 田  求
                   (“ののはな”教育相談”)

こちらのページをご覧ください→シリーズ「いじめを考える」

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干支飾りに思う  秋山 正美

今年も、もうあと少しになってきました。  
お店にはもう正月用品も並び、気ぜわしくなります。久しぶりに美容院に行くと、恒例の干支の組み木の置物と、手作りの干支の絵入りのメッセージ飾りがありました。このメッセージ飾りは、スタッフのご主人の手書きで、それぞれに書かれた言葉が違います。干支のうさぎを囲むように、達筆でしかも読みやすく書かれています。11月半ばだったので、持ってこられたばかりということもあって、たくさんありました。同じものは一つもありません。  
彼は、日ごろから心に残った言葉を書き留めておられるそうです。どんな人がこれを受け取るのか想像しながら、言葉を選んで書いてくださっているように思います。
「手のひらにのる 小さな幸せに感謝」「老いも病も自然まかせ 日々楽しく」「他の幸せを願う人は それだけで福徳が増大」「今日も笑顔で」。
「我慢は体に悪い」「今日の我慢は明日に生きる希望に」。我慢するな、我慢しろと真反対のメッセージに「Kさん真反対のメッセージどっちが願いかしら?」とわたしは独り言。でも考えてみれば、私のような人ばかりではないのです。人によっては、「我慢せずにもっと自分を出していいんだよ」と応援になるし、人によっては、「高齢の夫婦、若いときと同じように言いたい放題言っていたらギスギスするよ。お互いを思いやって一日一日を大事に暮らそう」と、ちょっと戒めにもなるかもしれません。  
年は、「信じること それが愛です」というメッセージが目に留まりました。ネットワークでも、「愛して、信じて、待つ」をモットーに相談活動をしていますが、子育て中の子のところに届けてやりたいと思いました。  
彼のメッセージ、どの言葉にも「うん、うん」とうなずかされます。その中から、来年一年間わが家の玄関で私に語りかける、私にピッタリのものを選んでいただいて帰りました。
「心に余裕を 言葉にユーモアを 明るく楽しく」来年を待たず、もう飾ってやりたいです。ちなみに今年は「夫婦の理想は 共に長生き」でした。  
このメッセージをいただくようになって12年。ちょうど一回りしました。十二支の勢ぞろいです。家に帰って、ここ数年のメッセージを読み返してみました。
「優しさが己を救い人を救う 笑顔で日々を」「「仲ようしてぇよ」「大丈夫 きっとうまくいく」など。 こうありたいものだと選んだものですが、なかなかその通りにはいきません。  
目標や希望を持つことは、学生や若者の特権ではありません。だれしも、こういう自分になりたい、こういう社会であってほしい、と願うからこそ成長も進歩もあるように思います。また一年がんばろうと思うこの頃です。
    あきやま まさみ

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田舎のおっさんのひとりごと  正保 宏文


この頃国会で流行ること。ウソの答弁、ベン、ベン、ベン。答弁に困った時は、丁寧に説明をするというだけの岸田さん。国民は、またかいなとあきれ顔。安倍さんは凶弾に倒れて天国へ。残した宿題あのねのね。モリ、カケ、サクラ、自民を揺るがす統一協会問題。霊感商法、集団結婚、子どものできない夫婦には違法な養子縁組をセットする。その総数なんとなんと745組とやら。高額献金で、家 族はウルトラ貧乏。みんなバラバラ。あげくの果ては自殺者まで。一方で、統一協会は、濡れ手に粟の大儲け。宗教法人はお得です。広告塔になった自民の議員さんたち。その関係をきっちり調査する気も、ウミを出しきる気もなしの岸田さん。底なし沼の様相に、統一協会と縁を切ると言ってはみたが、いってみただけのホトトギス。  
国民が猛反対した国葬は、エリザベス女王の国葬と比較され、12億余円投入の効果はなしのつぶてでおよよのよ。変化があったのは、政権の支持率低下ばかりで、危険水域へ一直線。物価高騰で、庶民の生活アップ、アップ。そんなさ中に、医療や介護の負担増。四月からの年金引き下げは、高齢者にとってはボディブローのよう。血も涙もない岸田さん。  
「総合経済対策」で電気、ガス代を抑えても、焼け石に水の物価高。消費税を下げろの声にも耳を貸さず。耳を貸すのは大企業と富裕層のみ。  
気候危機に目をやれば、今年のCOP27でももらった「化石賞」。カイロでの恥の上塗り屁のかっぱ。再生可能エネルギー見向きもせずに、財界から政治献金もらうため、石炭火力と原発ににじり寄る岸田さん。世界の流れに逆行するエネルギー政策。環境省の調査でも、再エネの潜在能力は現在の発電量の5~7倍とか。  
プーチンのウクライナ侵略や、中国、北朝鮮の脅威を利用して、軍事費倍増どこまでも。バイデンとの約束は国民の命とくらしより大事だと、口にはせぬが、辺野古の海が物語る。改憲により9条投げ捨てて、いつか来た道まっしぐら。あとは野となれ山となれ。こんな岸田政権に未来を託すことはできませぬ。今こそ岸田政権にさよならを。統一地方選挙で、バイバイバイ!
しょうほ ひろふみ

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ありがとうございます

 相談ネットワーク会費を送っていただくとき、通信欄に心温まるメッセージを書いてくださりありがとうございます。相談員一同、元気をいただいています。  

 久しくご無沙汰をいたしております
ネットワーク通信拝読させていただいております。難波先生をはじめ皆々様のご活躍をお祈り申し上げます。感謝いたします。
        岡山市 有森 


 ずっと読者として応援しています
毎回楽しみにしています
        倉敷市 内田



 生きづらさを抱えている人たちへの地道な活動には頭が下がります
        岡山市 太田

      

 
 山本和弘様
「代表」就任おめでとうございます。そして、ご苦労様です。会の発展を祈念します。
       倉敷市 武田 



 
 難波先生 ご無沙汰しています。まことにすみません。
       岡山市 神原 



 
 心のこもった文ありがとうございました!
 守安正文先生、有森茂夫先生、難波一夫先生、内田喬先生、八木原藤義先生など懐かしい先生ばかりです。大変なお仕事、お世話になっています。ありがとうございます。
       和気町 池上



  公設公営の放課後児童クラブを民間委託する件が8月下旬に突如出てきて大変でしたが何とかストップ。じっくりていねいに、よりよい方法を見つけたいと思います。子育て支援課が今年度できての初仕事がこれ!子どもたちの選択というより、行政の都合を優先しての説明が情けなかったです。
        鏡野町  藤田



 
 ネットワーク通信楽しみに読ませていただいています
        矢掛町 石井



 
 夫が大変お世話になりありがとうございました。夫の気持ちです。
        岡山市 小林 
    


来年が皆様にとって、よい年でありますように

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